このたび株式会社長澤製作所では、精密機械加工における生産性向上と加工対応力の強化を目的として、FANUC製ロボドリル「FANUC ROBODRILL α-D21LiB5 ADV Plus Y500」を導入しました。
今回の設備には、FANUC製の高速・高精度回転テーブル「DDRiB」も搭載しています。
X・Y・Zの3軸に回転軸を加え、ワーク(加工物)の向きを狙った角度に位置決めする4軸の割出し加工に対応し、多面加工や工程集約をより効率的に行える生産体制を整えました。
FANUC ROBODRILL α-D21LiB5 ADV Plus Y500を導入

FANUC ROBODRILLは、主軸30番(工具取付部の規格)の高速・高精度・高効率な小型切削加工機です。
今回導入したα-D21LiB5 ADV Plus Y500は高性能仕様で、主な仕様は以下のとおりです。
- X軸移動量:700mm
- Y軸移動量:500mm
- Z軸移動量:400mm
- 工具本数:21本
Y軸移動量500mmの加工エリアを活用し、さまざまなワークや治具を使用した加工への対応力向上を図っていきます。
高速・高精度回転テーブル「DDRiB」を搭載

今回のロボドリルには、FANUC製回転テーブル「DDRiB」を搭載しています。
DDRiBは、モータから回転テーブルを直接駆動するダイレクトドライブ方式を採用した回転テーブルです。
FANUC公表値では、最大トルク275N・m、最高回転数300min⁻¹(毎分300回転)、割出し精度±0.0028°の性能を備えており、高速かつ高精度な割出し加工に対応しています。
※最高回転数は、積載質量25kg以下かつワークイナーシャ(回転の慣性)0.25kg・m²以下の場合のメーカー公表値です。
4軸加工による多面加工・工程集約
DDRiBを活用することで、X・Y・Zの3軸に加え、ワークの向きを変える回転軸を使用した4軸加工が可能になります。
加工内容によっては、一度ワークを取り外して向きを変えて再度固定する作業を減らし、複数面への穴加工や切削加工を一度の段取りに集約できます。
これにより、以下の効果につなげていきます。
- 段取り替え回数の削減
- 加工工程の集約
- 加工時間の短縮
- 再クランプ(加工物の固定し直し)による位置ずれの抑制
- 多面加工への対応力向上
特に、複数方向からの穴加工や位置精度が求められる精密部品について、より効率的で安定した加工工程の構築を進めます。
精密機械加工の生産体制をさらに強化
株式会社長澤製作所では、半導体製造装置関連部品をはじめとする精密機械加工に対応しています。
今回のFANUC ROBODRILL α-D21LiB5 ADV Plus Y500とDDRiBの導入により、4軸加工による工程集約や段取り時間の短縮を進め、生産性と加工対応力のさらなる向上を図ってまいります。
今後も加工設備・測定設備の充実と加工技術の向上を進め、より高精度・高品質なものづくりに取り組んでまいります。
当社の保有設備については「設備紹介」、これまでの製作例については「加工実績」をご覧ください。
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